同じ部屋にいたのに、自分だけ刺されたように感じる夜。蚊が人を探す手がかりを知ると、少し違った見方ができます。一つの体質やにおいに決めつけず、複数の手がかりと生活環境を考える話です。

蚊が探すさまざまな手がかり

呼吸の二酸化炭素、皮膚から出るにおい、近くの熱や視覚情報。研究では、蚊はこれらを組み合わせて宿主を探すと説明されています。ただし、すべての種類がいつも同じ距離・順序で行動するわけではありません。

呼吸から広がる手がかりと蚊のイラスト
呼吸から広がる手がかりと蚊の接近を表した概念図。
二酸化炭素、皮膚のにおい、熱・視覚による蚊の人探しを簡略化した図
蚊が人を探す手がかり:二酸化炭素、皮膚のにおい、熱・視覚。

皮膚のにおいの個人差も研究対象です。2022年の Cell 論文はネッタイシマカを対象に、人によって誘引の程度が異なり、皮膚由来のカルボン酸の量と関連すると報告しました。この結果をすべての蚊や、すべての人が刺される原因に広げて解釈することはできません。

二人の皮膚のにおいの放出量の違いを概念的に示したイラスト
人によって異なる皮膚のにおいの放出を表した概念図。

インタビューで考える個人差

クォン・ヒョンウク教授のインタビューでは、子どもが蚊の接近に気づかない状況や、種類によって好む体の部位が異なる可能性が説明されています。以下の画像はインタビュー原文の引用資料です。

クォン教授のインタビュー:子どもは蚊の接近に気づいたり防御行動を取ったりすることが少なく、相対的に刺されやすい可能性があるという説明
子どもの蚊刺されと防御行動に関するクォン教授のインタビュー。
クォン教授のインタビュー:顔周りの二酸化炭素や足のにおいなど、蚊の種類によって好む手がかりや部位が異なるという説明
蚊の種類による吸血部位の違いを説明するクォン教授のインタビュー。

刺された位置だけで原因はわかりません。露出した皮膚、網戸、周囲の環境、蚊の種類など、複数の要因が影響します。「自分は刺されやすい体質」と決める前に、生活環境を確認してみてください。

寝る前の五つのチェック

添付チェックリストを簡単な生活環境の点検にまとめました。チェック内容はこの画面内だけで使用し、保存やサーバー送信はしません。点数で健康状態や製品の必要性を判断するものではありません。

家の生活環境を振り返る チェック済み 0/5 ・生活環境を振り返るための参考用チェックリストです。

原本のセルフチェックPDFをダウンロード ↓

原本PDFの題名は「自己診断」ですが、医学的診断ツールではありません。チェック結果で刺される原因を確定したり、製品の効果を予測したりすることはできません。

資料と出典

  1. 蚊はなぜ私ばかりを刺すのか ― 関連Naverコンテンツ.
  2. De Obaldia et al. (2022), Differential mosquito attraction to humans is associated with skin-derived carboxylic acid levels, Cell.
  3. van Breugel et al. (2015), Mosquitoes use vision to associate odor plumes with thermal targets, Current Biology.